【ボランティア体験会レポート】8/23 東日本大震災の「思い出の品」返却活動体験
| 活動エリア | 東葛飾エリア |
|---|---|
| 活動分野 | 災害救援 |
| 活動日 |
2026/8/23(日) |
| レポート内容 |
はじめての方でも安心して気軽に参加できる「ボランティア体験会」。 受け入れ経験豊富な団体さんの協力のもとで、各回ボランティア参加者を募って開催しています。 今回ご協力いただいたのは、活動をはじめて12年になるという被災写真洗浄活動@流山さん。参加してくださったのは、中学生、高校生、大学生、社会人と幅広い年代の7名の皆さん。未明の地震の影響で一部の交通機関に遅れが生じましたが、無事にスタートできました。当日の様子をご紹介します!
なぜ写真洗浄がはじまったのか? 今回扱う「思い出の品」は、2011年の東日本大震災の津波被害で流されてしまったもの。 被災写真洗浄@流山さんで預かっているのは、福島県南相馬市の思い出の品々。写真だけでなく、プリクラ、手紙、年賀状、学校の宿題、賞状など、多岐にわたります。
はじめのオリエンテーションでは、なぜ写真洗浄という活動をしているのか、思い出の品はどのように持ち主に返却されているのか、南相馬市はどんなところなのか、について、資料や動画を通してレクチャーがありました。
被災写真洗浄の活動は、各地でいろんな団体さんによって行われており、西日本の豪雨災害でも洗浄活動が行われているそうです。豪雨で浸水してしまった写真は持ち主が分かっていますが、こちらで扱っている津波被害の写真は「持ち主が分からない」というのが大きな特徴とのこと。そのため、洗浄だけでなく、持ち主を特定できるように手がかりをデータに残しておく、という作業も発生するのだそうです。
いよいよ作業スタート 思い出の品の返却作業には、多くの工程があります。 汚れを落とす作業、破れてしまった箇所を修復する作業、データ化する作業、袋に詰める作業、探しやすいように情報を入力する作業など。作業の進捗状況によって、作業内容は都度変わるのだそう。 今回の体験会では、汚れの落とされた写真をスキャンしてデータ化する作業と、年賀状を保管するために1枚1枚ビニールに包む作業の2種類を体験しました。
▼データ化の様子 3台のスキャナーが用意されており、1台につき2名1組になって作業をしました。 一人はPC画面を操作する、もう一人はスキャナーに写真を並べる、という役割分担。 お互いに声をかけながら、息を合わせて作業を進めていました。
▼ビニール包装の様子 汚れの落とされた年賀状をアルバムに収納するにあたって、欠損箇所を保護するためにビニールで包装するという作業をしました。紙の大きさにあわせてビニールをカットして、セロテープで止めていきます。集中力が求められる作業ですが、みなさん器用に対応されていました。
おやつで休憩タイム 作業から1時間ほどで、15分ほどの小休憩。 団体さんからの差し入れのお菓子をいただきながら、みんなでボランティア参加のきっかけなどを話しました。授業でレポートを提出する必要がある、学校の掲示板で知った、などなど、何かしら共通点を見つけた人もいたようです。
また来週、誰かがやってくれる 休憩で気持ちがほぐれたのか、その後の作業では、それぞれ話が弾んでいるようでした。 終了時間の少し前に作業を切り上げ、次の人に引き継げる状態にしていきます。 今回予定されていた作業がすべて完了したわけではありません。それに対して、団体さんはこんな風におっしゃっていました。
「やりきった、という感覚はなかなか持ちにくいかもしれません。だからこそ、いろんな人の手を借りて完成させていきます。今日の続きは、また来週、誰かがやります。過去には、最初の作業から5年経ってまた参加してくれた人もいました。みなさんも、またいつか一緒に作業してもらえたら嬉しいです」
諦めて写真を捨ててしまう前に 今回作業を教えてくださったベテランボランティアさんは、以前、災害ボランティアに参加したときの話をしてくださいました。濡れた家財を捨てるために外に出してあるその場所に、アルバムが置いてあったそうです。浸水被害にあった家主さんは疲れ切っていて、余裕がないからと思い出のアルバムを捨てようと思っていたとのこと。そこで、写真をきれいに保存できますよ、と声を掛けたところ、取っておくことになった、というお話でした。こうした活動があることを伝えることも、誰かの助けになるボランティアだと感じます。
最後に、お一人ずつ感想をお話しいただきました。 「15年経ってもこういう活動をしている人がいるということを知ることができた」「1枚でも多く持ち主の元に返るといい」「持ち主の顔が分からなくても誰かの役に立てていると思えた」「またやりたい」というお声をいただきました。
記念撮影の後、予定の終了時間は過ぎていましたが、皆さん残って部屋の片付けまで手伝ってくださいました。 皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!
★終了後のアンケートより 自分は東日本大震災の時に被災しており、15年経った今でも遠く離れた千葉県でこのような活動をしている団体があることを知り、とても驚きと共に感謝の気持ちです。今回、いまだに持ち主の元に返っていない写真やプリクラ、ハガキなどがたくさんある現実を目の当たりにして、1日でも早く手元に戻ってくれる日が来ることを願いながら作業させていただきました。主催者の方の思いを伺うことができて、自分にできることはまだあるということに改めて気づき、これからも参加できる時に参加したいです。災害が起こらず、このような被災物がない世の中になることを願いながら、主催者の方にはここまでも、これからも活動してくださることに大変感謝しております。本当にありがとうございました。 |




