【ボランティア受入団体インタビュー】豊砂ビーチ・ワークスさま
活動エリア | ベイエリア |
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活動分野 | まちづくり自然保護・環境保全 |
活動日 |
毎月第三土曜日 9:45~11:30 |
レポート内容 |
ちばボランティアナビを活用してボランティアの受入を行っている団体のインタビュー記事をお届けします。
豊砂ビーチ・ワークスは、千葉市美浜区の豊砂地域にて、海岸の清掃活動を行っている団体です。ちばボランティアナビを通して、月に一度、第三土曜日の午前中にボランティアを募集しています。 今回、団体代表の野崎さんにインタビューを行い、ちばボランティアナビ活用による手ごたえや、ボランティア募集で意識していることなどをお伺いしました。今回は、ちばボランティアナビを活用してボランティアの受入を行っている団体のインタビュー記事をお届けします。
ボランティアの人数が伸び悩んでいたため、ちばボラナビを活用しました(野崎さん)活動自体は2021年の12月から開始して、始めた頃は5,6人でした。その後、徐々に参加されるボランティアの人数が増えていきましたが、20人程度で伸び悩んでいる状況で、どうしようかと思っていたところ、メンバーから提案された「ちばボランティアナビ」の活用を始め、いまは大体50-60人くらい集まる活動になっています。
千葉市には全長4.3kmにも及ぶ人工海岸があり、そのうち3つの砂浜(稲毛浜、検見川浜、幕張浜)は、人が結構頻繁に入るのですが、私たちが活動しているところはほとんど人が来ない、辺鄙な場所なんです。長年に渡り放置されている状態で、膨大な量の海ゴミが漂着し蓄積している砂浜なんです。掘れば掘るほどゴミが出てくるような状況で、一人でも多くの人に参加いただいて綺麗にし、海浜環境の回復をしていきたいという思いで活動しています。
ボランティア当日は、1時間程度の活動でたくさんのゴミが集まります(野崎さん)毎月漂着するゴミもあるんですけど、砂浜の中に堆積しているゴミも沢山あって、これをスコップですくってフルイにかけ砂を落とし、ゴミのみをピックアップしています。人出がある他の海岸とは違い、この豊砂は人が行かない場所で、私たちの他に清掃ボランティア活動は入らないため、月に一度、活動時間は正味1時間というところですが、それでもたくさんのゴミが集まってきます。
ボランティア当日は、幕張海浜公園の駐車場に10時前に集合して、そこから歩いて活動現場に向かいます。そこで今回の清掃内容の説明、道具や分別などについて説明をして、10時過ぎから11時くらいまで清掃作業をします。その後、集合写真を撮って、時間のある人に手伝ってもらいゴミを分別・取りまとめてゴミ置き場まで運んで、解散、という流れです。
運営は定例のメンバーとしては9人くらいで回しています。最初に一緒に立ち上げたメンバーはうち1人だったのですが、この活動に参加する中で手伝わせてくださいという人が出てきて、そういう方がスタッフとして関わっていただいています。
事前準備としては、スコップやトング、ゴミ袋などを用意しています。また、ちばボランティアナビを通して応募した方々には、メールの送信機能を使って、活動予定の案内や天候不良による活動中止/延期案内をしています。あとは、参加するにはどうしたら良いでしょうかとかなどの問合せが来たら対応しています。
積み残しがあるから、また来てやらなきゃと思う人がいる(野崎さん)全体の参加者でリピーターが占める割合は6割くらいです。人って満足すると続かないと思いますが、今の状態のこの海岸の清掃は決して満足することができないんです。というのは、活動をしても、毎回、見た目で分かる積み残しが必ず残るんです。なので、取り切れなかったあのゴミをまた来てやらなきゃ、と思う人がいる感じですね。
一方で、皆さん個々に回収して集めてきますので、それが50、60人分の回収ゴミが一同に集まると、それはそれで皆さんやっぱりびっくりしますよね。わずか小1時間で集まってしまうというところで。あとは、どんな種類のものが漂着しているか、あえて分別をする種類ごとに分けて置いて、こんなゴミが漂着して来ている、というのを皆さんに見せています。海で捨てられたものだけでなく、陸や川で捨てられたものが巡り巡ってここに流れ着きます、というのを視覚的に訴えるために、並べて皆さんに見てもらっています。
また、ちばボランティアナビの活動証明書は必ず発行しています。活動証明書は発行されますか?との問合せも多く、皆さん有効に活用されているようですね。 SNSも活用しながら、効果的にボランティアを募集しています(野崎さん)我々は、ちばボランティアナビ以外でも、チラシやホームページ、インスタグラムでも広報をしていて、そこから活動を知ってもらうこともあります。チラシというのは、やはり静的なものなので、動的に発信できるSNSなども活用するようにしています。そこで、申込みはこちらから、という感じで、ちばボランティアナビのリンクを貼っていくと、効果的に活用できるんじゃないかと思っています。
また、ちばボランティアナビの募集も古いコンテンツは奥の方に行ってしまうので、活動の度に月に1回必ずコンテンツを追加するようにし、活発に活動していることを皆さまに見ていただくようにしています。
※掲載内容は2024年5月取材時点のものです。 |