【ボランティア体験会レポート】11月2日(土)「団体の課題整理ワークショップ」
活動エリア | ベイエリア |
---|---|
活動分野 | その他 |
活動日 |
令和6年11月2日 |
レポート内容 |
ボランティア活動に楽しみながら参加でき、他の参加者や団体の皆さんとも交流できる、千葉県主催「ボランティア体験交流プログラム」の第1回を開催しました。第1回は「団体の課題整理ワークショップ」として行い、その様子についてご紹介します。
団体のリアルな課題に向き合う1日のワークショップ 「団体の課題整理ワークショップ」とは、NPO・地域団体の方々の現状に耳を澄まし、「どこから手を付ければいいのかわからない!」といった団体が抱える課題に優先順位をつけ、解決の糸口を共に見つけていくプログラムです。今回、千葉県内から4つの団体が参加し、それぞれ2-3名のボランティア参加者がチームを組んで、仕事や学業での経験を生かしながら課題整理をサポートしました。
当日、まずはボランティア参加者同士で自己紹介を行い、進行係や記録係など、ワークショップ内での役割を決めました。お互いに初対面同士とは思えないほど盛り上がり、終始、和気あいあいと温かな雰囲気で進めることができました。
その後、団体さんの活動内容や今後の目標、現在抱える課題について、丁寧にヒアリングを行いました。情報発信や事業運営、資金調達など、他のボランティア活動ではなかなか踏み入れることのできない、団体運営上のリアルな課題を洗い出し、それを「重要度」と「自身で解決すべきか、新たな外部の担い手に手伝ってもらうべきか」という二軸で分類し、優先的に解決すべき課題を設定しました。 設定した課題に対して様々な解決策を考え、その解決策候補の中から最も効果のあるものに絞って、外部の担い手に手伝っていただく成果物の要件を、たとえば「パンフレット作成」ならば、「団体の想いを載せる」「年間の行事を載せる」「地図を載せる」「サイズはA4三つ折りにする」など言語化/具体化しました。丁寧にヒアリングいただいたことで、団体さんが本当にターゲットにしたい方を聞き出し配布先を絞るなど、一歩進んだ提案もすることができました。
どのチームでも、団体さんが日ごろ感じている課題を丁寧に紐解くことで、普段の活動では思いつかないようなアイデアを提案されるなど、活発に意見交換されていました。
多様な経験・知見を活かして、参加者同士や団体と交流する 参加者の皆さんは年代も所属もさまざまで、それぞれの経験や知見も活かしながら、チームワークで団体の課題に丁寧に寄り添ってお話を引き出している様子が印象的でした。日々の活動では接する機会が少ない年代の参加者からの提案に、喜ばれている団体の方もいらっしゃいました。限られた時間の中でしたが、団体の方から的確に課題を抽出し、それぞれの団体の活動に対する理解を深め、それをもとに解決策のアイデアへとつなげていただきました。
最後には、各チームが制作した「支援者募集記事の案」を全体で発表し、団体の方からも感想を述べていただきました。たとえば、今後の方向性に悩まれている団体の方へ、まずは方向性を考える時間を確保するため、日々追われてしまう業務のフローやマニュアルを整理してくれる方を募集する、といった解決策を提案されるなど、具体的な提案にまとめられた成果物やそのプロセスに、団体の皆さんも満足されている様子でした。
★参加された団体の方々の声★ ・とても活発な意見が出て、自分では出て来ない面白いアイデアを提案してもらえたのが良かったです。皆さん活発なので驚きました。高校生の人もいて、多世代の人が参加していたので拡がりを実感しました。 ・課題の整理の仕方がわかった。いつもは課題を出すだけで終わることが多かったので。 ・具体的に取るアクションの選定に至ることができた。また、人と話すことで自分の考えが整理できた。
★参加されたボランティア参加者の方々の声★ ・団体の代表の方から色々なお話をお伺いでき、大変興味深かったです。ありがとうございました! ・ボランティアに参加はほとんどしないので遠い世界でしたが、こういう関わり方があって、お役にたてそうなのは発見でした! ・今後も今回のようなイベントを開催していただきたいです。
|