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【ボランティア参加者インタビュー】城島直純さま

活動エリア ベイエリア南房総エリア
活動分野 自然保護・環境保全
活動日

随時

レポート内容

ちばボランティアナビ(以下、ちばボラナビ)を通じてボランティアに参加した方へのインタビューをお届けします。今回お話を伺ったのは、15年以上にわたって幅広いジャンルのボランティアに参加されている、城島直純さん。前回ご紹介した「いすみパドルクラブ」さんの常連さんです。長く続ける理由はどんなところにあるのでしょう?

 

―今は、どんなボランティアをされていますか?

 

2011年からずっと続けているのは、県内のサッカーチームの試合運営ボランティアです。それから、ここ数年で始めたのは、船橋の駅前通りでのゴミ拾い、谷津干潟自然観察センターでの花壇整備、夷隅川でのSUPに乗ったゴミ拾いですね。それぞれ月1回のペースで続けています。

試合の裏側を見るのも面白いかもしれない。

―サッカーのボランティアを長く続けられているんですね。サッカーがお好きなんですか?

 

2009年までは、正直サッカーってそんなに見ることがなかったんですよ。多分、世間一般より関心は低かったと思います。きっかけは娘ですね。上の娘が高校1年になった時に、「ガンバ大阪の遠藤選手が好きだから、試合を見に行きたい」って言い出して、じゃあ連れていくかと。それで万博記念競技場まで行って、初めてサッカーを観たんです。そこからですね。娘と一緒に何度も行くうちに、自分も好きになっちゃって。今でも応援してるチームはガンバ大阪です。千葉県民なんですけど、そこだけは変えられないんですよね。

 

―そこから、どんなきっかけでボランティアに?

 

サッカーを見始めて1年半くらいした頃に、「Jリーグがボランティアで支えられてる」って知ったんですよ。お客さんとして試合を見るのも楽しいですが、裏側を見られるのも楽しいのかなと思ったので、とりあえずやってみようかなと。楽しくなかったらやめればいいし、面白ければ続ければいい、ぐらいの軽い気持ちでした。ボランティアのために大阪まで行くのは大変なので、近場でできるところで選んで、2011年から始めました。

ボランティア仲間との交流も楽しい。

―実際にやってみてどうでしたか?

 

楽しかったですね。当時は活気もあって、人も多くて、試合ごとに50人くらいボランティアが集まって。基本的には、試合を見に来るお客さんに対するサービス提供をします。入場ゲートでチケットをもぎったり、お出迎えのご挨拶をしたり、インフォメーションブースで問い合わせ対応をしたりしていました。

 

お客さん対応は好きだからボランティア活動そのものも楽しかったですし、活動を通じて得られる仲間との交流も楽しかったですね。クラブ同士の横のつながりもあるんですよ。たとえば、首都圏や東北など地域ごとにJリーグクラブでボランティアをやっている人たちの集まりもあって、そういう場所で情報交換をしたり、友人ができたりもしました。

「楽しい」が減ったら、次の「楽しい」を探しに。

―長く続けた中では、変化もあったんでしょうか?

 

ありますね。2018年くらいからボランティアに参加する人が減って、コロナで完全に止まってしまって。その後、再開しても戻ってこない人が多くて、今はかなり小さな規模感になりました。正直、昔みたいな活気や楽しさはなくなってしまったんですが、今でも続けています。自分の中では、やっぱり「一丁目一番地」なんですよね。最初にボランティアを始めた場所だから。

ただ、その変化をきっかけに、スポーツボランティア以外のボランティアもやるようになりました。やってみて違うなと思ったらやめる、面白ければ続けるということは、一貫してやってきましたね。

 

―それがゴミ拾いや花壇整備につながっているんですね。夷隅川でのSUPゴミ拾いは、ちばボラナビで応募してくださったんですよね。

 

そうです。川でボードに乗って漕ぎながらゴミを拾うんですが、雨で中止のとき以外は月1回ほぼ参加しています。1年半くらい続けていても、楽しいっていう気持ちは変わらないです。

まず、単純にSUPに乗るのが楽しい。最初は「SUPに乗ってみたい」が動機だったんですよ。知り合いにやっている人がいて、なんとなく興味をもってたんです。そしたらちばボラナビで見つけて。やってみたら思ったよりハードルが高くなかったんですよね。自分なりにうまく漕げるようにYouTubeで動画を見たりしています(笑)。

 

あと、一緒にやる人たちが楽しいんですよ。いすみ市に移住してきた人が多くて、なんというか波長が合うんです。うまく言えないですが、自分の生き方をちゃんと考えて、ちゃんと生きてる人が多いなって感じて、そういう人たちと話してるだけでも楽しいんです。一期一会もいいですが、何度か顔をあわせるうちに仲が深まっていくのもいいですよね。

ボランティアは、いい人に出会える確率が高い?!

―どんなところにボランティアの魅力を感じていますか?

 

やっぱり人との出会いが大きいですね。ボランティアをやっていると、「この人いいな」って思える人に出会える確率が、他の場所よりも高いと思います。

実際、船橋のゴミ拾いで知り合った人の縁で、5月からフリースクールで働くことになったんですよ。定年が近いんですけど、なんか仕事ありませんかね?という話をしていたら、今度フリースクールを立ち上げるんだけど、どう?って。

ボランティア活動をする人の思考やメンタリティというんでしょうか、そういうものが、お付き合いを続けさせてもらいたいな、と思わせるのかもしれないですね。人の縁ってすごく大事だなって思います。

「楽しいかどうか」というモノサシ。

―ボランティアを続けるコツは何だと思いますか?

 

一言で言うと「楽しいかどうか」というモノサシを当てて、自分に合うものを探していくことでしょうか。楽しくないと続かないですから。自分の好きなものや気に入るものを見つけるために、とりあえずやってみる、というスタンスでいいんだと思います。

個人的には、合うかどうかを判断するのに、3回は行くようにしています。1回だけだと、本当はいい部分があるのに、たまたま悪いところだけが見えちゃってたのかもしれない。3回行って3回とも楽しくなかったら、違ったんだなと判断してやめます。

 

あと、無理をしないことですね。もしかすると、参加回数を自慢するような人もいるかもしれませんが、「ちょっとしか行けないからダメだ」なんて思わなくていいんです。ボランティアは給料をいただく仕事とは違いますから、「できる人が、できるときに、できることをやる」でいいと思っています。人によって、できることは違いますし、合う合わないもありますから。

体験しないと分からないから、とりあえずやってみる。

―これからボランティアを始めようと思っている方へ、メッセージをお願いします。

 

「微力だけど無力じゃない」っていう言葉があるんです。自分ひとりはちっぽけな存在で、ちっぽけな力しかないかもしれないけれど、自分が活動することで何かの結果につながっている。そこに意味があると感じられるかどうかは、結構大きいと思います。

 

とはいえ、とりあえずやってみればいいと思います。それくらいの軽い気持ちで始めてみて、「違うな」と思ったらやめればいいし、「いいな」と思ったら続ければいい。ネットでいろいろ調べることはできても、現場に行って体験しないと、実態は分からないですから。

そんなに難しく考えなくていいと思いますよ。

 

※掲載内容は2026年4月取材時点のものです。